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新聞に載らない内緒話

「高校球児、プロでも頑張れ」

1通のメールが届いた。台湾でスポーツの取材をしている人からのメールだっ
た。「福岡一の郭選手がドラフトで指名されなくて台湾では残念だという声が上がって
います」という内容のメールだった。
 夏の大会の取材のとき1人の台湾人のスポーツジャーナリストと出会った。自身
のブログで台湾のスポーツ情報を発信しているのだという。日本の高校で頑張ってい
る福岡一の郭恆孝と余聖傑を取材しに来ていたのだった。彼からのメールを見て「日
本のプロに行きたくて、僕は日本の高校に来たんです」と言っていた郭の顔が浮かん
だ。指名を受けるかもしれないと期待させられながら、指名が来なかった、という
事実は10代の高校生にとってはつらい試練だと思う。

福岡工大城東の安部友裕は広島の1巡目指名に喜ぶというよりびっくりしてい
た。「甲子園で活躍している選手がたくさんいるのに、本当に自分でいいのかな」。ド
ラフト前から「外れ1位候補」として名前を挙げられていた。ドラフト直前の取材で
も「自分でいいのかな。もっとほかにいい人がいるんじゃないかなとか思って不安で
す」と話していた。「安部は甲子園に出ていないことが心に強くあるんでしょう
ね」と同校の杉山繁俊監督は言っていた。

もう1人の「アベちゃん」大牟田の阿部和成はロッテの指名を受けて涙を流し
た。 安部と同じく「外れ1位候補」と新聞やテレビで報じられていたが、実際には4巡
目指名。なかなか来ない指名の知らせに不安で胸がつぶれそうだったことだろう。
ホッとして思わず涙がこぼれた。同じ涙でも希望球団に指名されず涙を流す選手もいる
中で、これは幸せな涙だろう。

縁あって学生時代に取材した選手が毎年プロに行っているが、実際に1軍で活躍
している選手はそのうちのひと握りだ。ほんの数年でプロの世界にいられなくなる選
手もたくさんいる。逆に、高校時代はそれほど目立つ選手ではなかったが、大学や社
会人でメキメキと実力を伸ばし、プロに入って即戦力で活躍する選手もいる。福岡一
の台湾人選手もそうやってまた次のステージでプロを目指してほしい。
 今年は九州から指名された高校生は4人。ドラフトよりもつらい試練がたくさん
待っているだろう。いつか1軍で活躍する選手に成長してほしいと、心から思う。

スポーツ、芸能情報は日刊スポーツへ。
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新聞に載らない内緒話

「場」の文化
              
 先日大阪へ出張に行ってきた。駅構内で気が付いたことをひとつ。
 昔は阪神戦、春夏甲子園取材で何度も出かけた街だが、久しぶりということで、すっかりお上りさん(東京を起点にすればお下がりさんかな?)状態。行き先への電車がわからず、駅員さんに「○○行きの電車は何番線ですか」と尋ねるのだが、返事はいつも、
 「何番乗り場です」
という訂正される。「乗り場」という言葉に、妙に郷愁をおぼえるのだが、電車内のアナウンスを聞いていても、
 「乗り換えは何番乗り場」
である。大阪在住の、知人に聞いてみたが、「昔から『乗り場』ですよ。東京は『線』ですか」と不思議がられた。
 東京も昔は「乗り場」と言っていたような気もするが、今はもっぱら「線」である。
 「つまり、東京って街は『場』がないんじゃないのかな。いつも気ぜわしくて、目的地に一直線に向かわないと気が済まないような」というのが大阪人の感想である。
 なるほど、東京には「場」がないな。
 多くの人がかたまって、共生する。お互いの違いを認め合いながら共存する。そんな「場」、空気がこの街にはなくなってしまったような気がする。
 発想はいつも直線的で、スピード感はあるが、その分、ついてこられないものは切り捨てられる。
 残されるのは「孤独」と、それに伴う閉塞感だろう。
 「子どもたちには遊び場がない。盛り場は化粧まみれの女子高生で一杯だし、大人は日常からの逃げ場がなくて、どこにも行き場がない。空気の読めない、場違いな人間ばかり」はいささか辛辣だった。
 大阪もいずれそうなるんでしょ、と友人はため息をついた。
 せめて、「『場』の文化だけは、大阪に守ってもらいたいね。あの、ごった煮のような大阪が、東京にはない香りのような気がするよ」
そう、お願いをしておいた。

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