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新聞に載らない内緒話

去りつつある者

「来る者は拒まず 去る者は追わず」という言葉は巨人監督時代の王貞治さんから聞いた。

 以来、同じような感覚で生きてきた。月に何度か一緒に食事をしたり、電話をもらったりしていた仲がいつの間にか連絡も途絶えがちになり、人間関係が薄れてゆく。原因が打算であったり、当方の不徳であったりするわけだが、それも仕方がないし、あえてこちらから問いかけもしないし、反面新しい人間が近づいてきて交流が始まる。こんなことの繰り返しで生きてきたが、ふと気がついてみると「親友などはどこにもいないのだなぁ」という思いにふけることになる。まぁ、親友などそう簡単にできるわけでもなし、袖すりあう中でそれなりに楽しく生きていければよい。決して刹那(せつな)な感情ではなく。

「そういう意味で長島さんは大変だよね」と言ったのは王さんだった。

 現場記者時代、王さんの車によく同乗させてもらった。野球の話はさっぱりで、もっぱら人生にまつわる話に終始した。ある時スポーツ雑誌の創刊が話題になった。大手出版社が鳴り物入りで作ったもので第1回の特集は「長嶋茂雄」ではなかったか。表紙はモノクロの、ヘルメットを飛ばして三振する、あの有名な写真と記憶している。「いずれ王さんも特集を組まれますね」と水を向けたら「そりゃないね。オレの特集では売れないよ。サラリーマンみたいな野球選手だから、面白みがないだろう」。サラリーマンのような、という表現は適切ではないような気がしたが、こつこつと積み上げる、一面派手さにかける人生という意味だろうと受け取った。

 人気者の「長島さんには、その下にぶら下がって飯を食っている人が多いからね」と王さんは続けた。確かに王さんには取り巻きが少ない。誤解を避けるならば、「王貞治」の名前を使って商売をしている人間が比較的少ない、という意味である。

 療養中の長島さんが球場に戻ってきた。本人は純粋にファンを意識してのことだろうが、その意に反して周囲はかまびすしい。北京五輪の日本代表監督などと言う声まで聞こえてくる。それだけ商売になると踏んでいるわけで、本人の心根などどこ吹く風である。そんな手合いに囲まれた(今回の入院騒ぎで少しは取り巻きたちも反省してくれていればよいが)長島さんを心底憂えるのは、やはり僚友・王貞治なのである。

 今年、野球界を取り巻く環境はひときわ厳しい。様々な要因があり、改革を怠ってきた球界関係者の責任は重いが、もう一つ言えば「長嶋茂雄」を唯一神としてきた感覚も時代遅れになっている。

  「去りつつある者」をも、追わないことだ。長島さんのためにも。


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不振巨人はいろいろあるなあ

チームが不振だといろいろ吹き出物のように噴出するなあ。長嶋一茂が、星野招請について「聞いている」とした上で、肯定的な意見をディリー紙に・・・。これに対して、一部OBは、これは「長嶋一茂」の意見で、「長嶋茂雄」の意見でないとした上で、球団も病状を心配せずに

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