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新聞に載らない内緒話

ハムスターの死

新聞に載らない内緒話


 9月18日、中秋。東京のある下町で地元神社の宵宮があり、荒川土手脇を神輿(みこし)が渡御した。上方に高速道路がまっすぐ伸び、その長い橋桁の間に黄色い、大きな月が上がった。川風は秋の気配をふんだんにはらんで、神輿は、まさに沈もうとするこの日最後の強い太陽光線と、担ぎ棒に取り付けたいくつかの小さなスポットライトを浴び、金色(こんじき)に浮かび上がった。「ワッショイ」に混じって「中秋の名月かね。いい月だ」の声が漏れてくる。

  「月に向かって打て」はすでに故人となったが、東映、ヤクルトで本塁打を量産した野球殿堂者・大杉勝男のキャッチフレーズだった。キャンプでの夜間練習。担当コーチが頭上に輝く月を見て、そうアドバイスしたという。この話には尾ひれがあり、小説「金色夜叉(こんじきやしゃ)」にちなんで「今月今夜の月を狙ってみろ」としゃれたという。

  月を眺めながら、人はいろいろなことを考える。

西洋では月は何か魔力を秘めたものと解釈されるが、日本では「月の兎が餅をついている」(ちなみに中国の兎は薬草をついている)し、おとぎ話の「かぐや姫」は古人たちの月への神秘をうかがわせてくれる。童謡「月の砂漠」はロマンチックな王子様とお姫様の道行き(ちょっともの悲しいけれど)、「二つならんで ゆきました」とある。

 そんなことをぼんやり考えたのは、この18日に一匹のハムスターが死んだことを知ったから。関心のある方はご存じかもしれないが、千葉県立行徳高校自然科学部が「地震前兆電波観測」ページをサイト上に展開している。電波ノイズの連続観測で、地震発生と電波の相関関係を調査しているもので、なかなか興味深い。その中に「チョコタン」というハムスターがおり、毎日回し車を回転させ、その回数と地震との関連性(宏観前兆現象。よく地震の前に動物が異常行動を起こすといわれる)をデータで提供してきた。15日までの記述が「療養中」、16,17日は「かなり衰弱」、17日の回し車回転数は「2」だった。

 サイト上に「ちきうの気持ち」という顧問先生のブログがあり、19日付でチョコタンの死を伝えている。その中で「昨夜は中秋の名月、きれいでした。 そんな夜を選んだのか、チョコタンは旅立って逝きました」と語り、「生あるものはやがて死を迎える。だからこそ 生をさずかったものは自分を輝かせて生きなくちゃいけない…小さな動物の死ではありますが、今、そんなことを感じています」と締めくくった。

 月を眺めながら、人はいろいろなことを考える。

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